国内大手SIerでの経験を生かし、
大手ドラッグストアチェーンのOMO戦略を支援
Project Story
大手ドラッグストアチェーンにおける
OMO戦略策定及びプロジェクト管理
クライアント | 大手ドラッグストアチェーン |
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担当者 | 西村威彦(以下 西村氏) |
役職 | フリーランス |
提供人材 | 2名 |
場所 | 在宅勤務 |
結果 | 開発やプロジェクト管理面の強化が課題であったクライアント側の情報システム部門を支援し、As-Is/To-Be分析、ドキュメント類の作成などを実施。約4ヶ月間をかけ、OMO(Online Merges with Offline:オムニチャネル)の実現に向けたシステム化構想策定とRFP(提案依頼書)整備を行い、クライアントと開発担当するITベンダーとの「橋渡し役」を担った。 |
プロフィール
フリーランス
西村威彦
2003年、国内大手SIerに新卒入社。アカウントSEとしてキャリアをスタートし、製造業向けのシステム開発やデータ活用などに従事。その後、新規事業開発部門において、製造現場におけるIoTソリューションの企画・開発を担当し、製品化を実現する。2018年、家族時間の充実をサポートする「株式会社Fam-Time」を設立。同社代表として、音声ナビによる料理サポートアプリ「FamCook」を運営するとともに、セブンゼンにおいて技術顧問兼フリーランスコンサルタントを務めている。
国内大手SIerを経て、ITスタートアップを起業
本業の傍ら、セブンゼンのコンサルタントとしても活躍
国内大手SIerに15年間勤務したのち、アプリ事業を展開する「株式会社Fam-Time」を起業した西村氏。自ら組織を運営する傍らで、フリーランスのコンサルタントとしてセブンゼンにも参画している。参画直後に携わったのは、大手ドラッグストアチェーンのOMO戦略立案だ。
西村氏「クライアントである大手ドラッグストアチェーンが、今後、OMOを実施するうえで、どのようなシステム環境を構築すればよいかを構想する案件です。以前、同社の情報システム部門は、システム開発や戦略立案の多くをITベンダーに外注していたため、OMO実施に向けたAs-Is/To-Be分析やドキュメント作成に関するノウハウが乏しい状況でした。そこで、私を含む2名のコンサルタントが、情報システム部門を支援することとなりました。」
「OMOに最適なシステム環境とは」
パートナーと知見を出し合い、
あるべきシステム環境を構想
前職時代には製造業などの分野で豊富な経験を積んだ西村氏。しかし、小売業などのBtoCビジネスへのコンサルティングは初めての経験だったという。
西村氏「案件では『ドラッグストアのOMOに最適なシステム環境とは』という点に焦点が当たりました。例えば、OMOを実施すると、消費者の購買体験は『WEBで注文して、配送で受け取る』『WEBで注文して、店舗で受け取る』『店舗で決済して、配送で受け取る』など、いくつものパターンに分岐します。こうした体制を実現するうえで、システム環境はどのように構成されるべきか、というのが案件のポイントでした。私自身、小売業でのコンサルティング経験が乏しく、頭を悩ませることもあったのですが、同案件に一緒に参画していたもう一人のコンサルタントが小売業での経験が豊富で、大変心強かったです。さまざまな人材が集結し、それぞれの知見を融合させてクライアントに価値を提供できるのが、セブンゼンの強みといえるかもしれません。」
「本業では身に付かないスキルを得られる」のが
セブンゼンのフリーランスとして活動する魅力
その一方で、前職での経験も大いに生かすことができた。特に、西村氏の能力が生かされたのがクライアントとベンダーをつなぐ「橋渡し役」としてだった。
西村氏「私は、もともとベンダー側の立場で仕事をしていたので、『どのようなドキュメントを作成すれば、ベンダー側に意図を伝えやすいか』を熟知していました。さらに、自らアプリを開発して、リリースしてもいるので、昨今の技術事情にも通じています。案件では、そうした経験を生かし、クランアントとITベンダーの相互理解を促すことができました。約4ヶ月という短い期間ではありましたが、あるべきシステム環境の構築に向けて、一定の道筋を示すこともできたと思います。一方で、私自身、BtoCビジネスの経験を通じて、自らの事業に生かせるノウハウを獲得することができました。本業では、なかなか身に付かないスキルを得られるという点で、セブンゼンでの活動は貴重です。今後もフリーランスとしてセブンゼンに携わるとともに、自らの事業の拡大を図っていくつもりです。」
インタビュー:2022年秋
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