コンサルタントだけでなく他分野の仕事を経験することで自分自身のものごとを見る解像度が上がっていった
牧田崇太郎
フリーランス
PROFILE
大学で建築について学んだのち、新卒で某コンサルティング会社に入社。10年間勤務して退職した後は自身の会社を設立、システム開発などを行いながらフードトラックなど飲食の事業にも進出した。2019年より、セブンゼンを通して受託したコンサルタント業務にフリーランスという立場で携わっている。
コンサルタント業務以外に取り組んできたビジネスについて聞かせてください。
10年勤めたコンサルティング会社を退職後に飲食事業を行っていました。仲間たちとアフリカ料理のフードトラックから始めて、事業拡大を見越して店舗を立ち上げたのですが、運悪く開店が新型コロナウィルスで世の中が大変になり始めた時期と重なってしまったんです。諸々の判断で店舗は早々に畳んで、飲食に関してはここで一旦全て終了しようと思っていたのですが、創業メンバーがフードトラックは継続したいということだったので事業は譲渡しました。
現在はコンサルタントの仕事が全体の8割で、そのほかの部分で色々な事業をしながら新しいチャレンジを探している最中ですね。大学で建築を専攻していたのですが、もう一度そっちをやってみようかなと。今まで衣食住の「食」をやっていたので次は「住」で何かできることを探そうかなと思っています。飲食の店舗を作る時に内部の改装は全部自分でやったのですが、建物に対して何か付加価値をつけてビジネスにしていく方法を考えています。
セブンゼンとはどのように出会ったのでしょうか?
コンサルティング会社時代の元同僚がセブンゼンで働いていて、ちょうど店舗の立ち上げをしていた2019年頃に紹介されてプロジェクト参画したという経緯です。今携わっている案件はその時からスタートして現在も進行していて、足掛け3年くらいになります。
セブンゼンで仕事をするメリットとしては、安定した収益になっているのが一番ですね。数ヶ月で終わる単発の案件を繰り返す形ではなく、継続した案件を担当できたのがありがたいです。
そもそもセブンゼンで仕事をしようと決めたのって、お金のポートフォリオを増やしたかったからなんですよね。
飲食事業をする際に実績があるわけじゃなかったので、絶対勝てると言い切れない不安があったんです。実際コロナの影響もあり勝てなかったですし。そんな中で金銭的な意味で追い込まれることなくやってこられたのは、セブンゼンでコンサルの仕事を受けて、収入のポートフォリオを分けていたからだと思います。
働く上でのモチベーション、やりがいについて教えてください。
簡単に言うと、新たなスキルを身につけるプロセスが楽しいという感覚があるんです。全く素養がないことでも、時間をかけて試行錯誤するとこのくらいまで出来るようになるんだなとか、このレベルまで到達するのは大変なんだなとか、そういう部分ですね。
あとは自分自身の物差しが変わるというか、例えば飲食業をやってから外食をした時に「この味、このメニュー数を実現するのはすごいな」って感じるみたいな、食事に対する考え方が以前より深くなったんです。食についての捉え方というか、豊かさが変わったんですよね。色んなことに挑戦することで、自分自身のものごとを見る解像度が上がるように思いますし、世の中が理解できるような実感を求めて仕事をしているのかなと思います。
インタビュー:2022年春